元銀行員が一から焼鳥屋開業を目指すBlog

北海道札幌すすきの在住。32歳(男)既婚。 大学卒業後9年間、北海道の銀行で主に法人融資係として勤務。 心機一転、焼鳥屋開業を目指すため2017年7月退職。 このブログは元銀行員が一から焼鳥屋開業を目指す過程をお伝えするものです。 素人が開業するまでの過程を一から包み隠さず、なるべく詳細にお伝えします。

修行44日目 分岐点(先輩からアドバイス)

【今年の修行期間 152時間経過/500時間】

 

今日は、先輩から色んなアドバイスを頂いた。

僕がやりたい店は「16席程度で僕+1人で回せる店」と事前に伝えてある。そのために必要なことやアドバイスをいつも頂いているが、今日も自分にとって大きな分岐点になりそうだ。

 

<内容>

・仕込みの時間を計ってスピードを上げようとしているのを見て分かっていたけど、ここから先は実はそんな簡単なことではない。今、ゼロだった人間がやり方を一通り覚え、最初の大きな伸びしろを終えた段階にあり、そこからの伸びしろは数日、数ヶ月単位でどうこうなるものではない(実際には成長しているが、目にみえづらい)。焼鳥屋は数年単位、もしくは一生をかけて皆練習しているのであり、仕込み時間や精度は開業した後も訓練を積んでいけば良いのであって、開業までの限られた時間の中で習得できるような技術ではない。

・加えて1年で独立を目指すというスパンなら、そこに時間を費やすのは更に効率が悪い。実際に自分の店を持つ人は、スピードが遅いならその分時間を取ってやっており、みんなそこからスタートしている。焼鳥はそうゆうものだと割り切って、今学べることのパイを増やした方が良い。例えば、焼鳥の仕込みは今まで通りやるのは当然だが、その他に一品料理や刺し身の切り方を覚えるとか自分でやりたい試作品をやってみても良い。真剣にやった一本と忙しい時の一本を食べ比べたり、わざと焦がして食べて見ても良い。

・一般的に、職人は絶対にこんなことを言わない。一つのものを習得して、初めて次のステップにという指導が普通。でも、それだと時間がいくらあっても足りないし、みんなできない事が分かって言っている。そんな時代ではないし、それだと効率が悪い。

 

との指導を頂いた。

 

・今僕がやろうとしていることは、今やることではない(努力の方向性が違う)

・それより、今のうちに自分から色んなものを引き出しなさい

・店をうまく利用しなさい

・けど、お金を貰っている以上、店から求められている仕事は当然こなしなさい

ということだと解釈する。

 

もっと仕込みのレベルが上がったら、次にこれを教えてもらおう!と思ってたけど、「そのレベルを上げるのはぶっちゃけ何年もかかるよ」というのを僕の行動を見るだけで察知してくれて、更に素人にも理解できるようにちゃんと教えてくれる人はなかなかいないと思う。

 

この先輩に出会えて本当によかったと思う。

誰と出会うかで本当に変わってくるな。

 

 

~札幌ひげぼうず~

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