元銀行員が一から焼鳥屋開業を目指すBlog

北海道札幌すすきの在住。32歳(男)既婚。 大学卒業後9年間、北海道の銀行で主に法人融資係として勤務。 心機一転、焼鳥屋開業を目指すため2017年7月退職。 このブログは元銀行員が一から焼鳥屋開業を目指す過程をお伝えするものです。 素人が開業するまでの過程を一から包み隠さず、なるべく詳細にお伝えします。

【皆様への謝罪と報告】焼鳥屋オープンできなくなりました。


【謝罪】焼鳥屋オープンできなくなりました。

 

 

皆様、ご無沙汰しております。

実は、テナントビル(大家)とずっとある話し合いをしておりまして、解決するまでは口外できず、皆様への報告が遅くなりました。

 

結論を申し上げますと、先日契約した焼鳥屋の物件がダメになってしまいました。

 

オープンを期待して待って頂いていた方、更新がなく心配されてた方、取引業者様、大変申し訳ございませんでした。

 

 

事の経緯をご説明いたします。

 

3月の始め、焼鳥屋物件の賃貸契約を締結し、ビルに保証金、前家賃等々をお支払しました。

その後すぐ内装工事に取り掛かり、4/1引き渡しのスケジュールで進んでおりました。

 

内装工事期間中にはほぼ毎日顔を出してたところ、3月の上旬に騒音問題が発覚しました。

 

違うフロアに、ライブもできるbarのようなテナントが入っており、そこで行われるライブの音量が、想像を絶する爆音だったのです。

 

自分の店の机や椅子が振動で揺れるレベルで、外への排気ダクトや壁、床を伝って、まるでカラオケ屋にいるような音量で漏れてくるのです。

 

最初その音を聞いた時は、頭が真っ白になりました。正直、終わったと思いました。

お金も払ってるし、工事も着工してしまってるからです。

 

内見2回、内装工事打ち合わせで2回、と契約前に計4回現地に行っておりましたが、その時はバンドをやってなくて気づくことができませんでした。

また、この音の件はビル側から事前に何ら説明を受けておりませんでした。

 

すぐにビルの方々をテナントに呼び、その音を実際に聞いてもらいました。

「これは営業できるレベルじゃない」とビル側も納得し、ビルとそのテナントと対応協議に入ることになりました。

 

ソシアルビルも通常の賃貸アパート等で同じで、契約書に、「騒音問題はビルが指示、指導し、対策を講じなければいけない」と明記されております。

 

しかし、そうはいっても防音工事は多額の費用がかかるものです。

やって下さいと言って、すぐにはいわかりました。とはいきません。先方からしてみると、この音量でずっとやってきて今まで大丈夫だったということもあると思います。今まで何も言ってこなかったくせにと、ビルの非を問う姿勢になるかもしれません。

(ちなみに私の前のテナントはテイクアウト専門だったそうなので、あの音量でも良しとしていたのでしょうか・・。)

 

この騒音のことで、ビル側にクレームが入ったことは過去一度もないそうで、ビルの方々もその音量のレベル感は知らなかったみたいです。

 

しかし、契約内容に明記されていることであり、明らかに騒音レベルの音量なので、対応策を講じ、私には迷惑をかけないようにするとのことでした。

 

私としても契約して、お金払って、工事も着工してしまっているので、もうやるしかありません。

対応策の検討とオープンへ向けての準備を並行して行わなければいけない状況になりました。

 

逐一対応策の検討状況を確認しながら、銀行借入や取引業者と交渉を進めていきました。ブログで書いていた通り、ロゴやスマホも購入しました。

何故ならば、何度確認しても、「契約に書いてあることなので、必ず村上さんには悪くならないようにやる。しっかりと対策を講じる」と言ってくれていたからです。

半分は「本当に大丈夫か?」と疑いながらも、半分は信頼していました。

 

しかし、結果としては、やはり費用面の事もあり対応策はすんなりとは進まず、引き渡しの4/1の時点で未だ結論が出ず、更には「防音工事を実施してもどの程度軽減されるかは分からない」との専門業者の見解もあり、先が見えない中でこれ以上進められないと決断し、契約を解約したいと相談しました。

 

私は、「事前に説明を受けていない。あの音を教えてくれていれば契約していない。」との主張で、お金を全て戻してくれるのであれば解約したいと申し入れしました。

 

そこからは解約合意に向けた話し合いをずっとしておりました。

「事前に説明していなかった」と非を認めてくれ、全額返金して頂き、4/18に解約合意しました。

 

これが解約に至った経緯です。

 

合意した後は取引業者様に事情を説明させて頂いておりまして、皆様への報告が遅くなってしまい、申し訳ございませんでした。

 

オープン楽しみにしてくれてた方々、本当に申し訳ございませんでした。

 

最初は終わったと思いましたが、不幸中の幸いで、オープン前に音が発覚してよかったと今は思ってます。

あの店でオープンしてたら、逆に皆様からの信用を失っていたと思います。

 

また一から物件探しとなりますが、今回経験した事、勉強になった事を生かし、必ず今よりも良い物件を探してみせます。

 

焼鳥屋は私の揺るがない目標です。

 

遅くなってしまいますが、いずれ必ずオープンさせますので、皆様、引き続きよろしくお願い致します。

 

今後の事は、今日からまたSNS更新再開して、随時報告していきます!

 

 

~札幌ひげぼうず~

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